
E05300 - SEMI E53 - イベントレポート
本スタンダードは,Global Information and Control Committeeで技術的に承認されたものでJapanese Information and Control Committeeが直接責任を負うものである。現版は2004年4月30日にJapanese Regional Standards Committeeにて承認された。2004年6月にまずwww.semi.orgで入手可能になり,2004年7月発行に至る。初版は1996年12月に発行された。 装置でのプロセスデータへのアクセスは,半導体製造施設で効率的にプロセスモニタリングとコントロールを行う際には非常に重要なことである。このスタンダードでは半導体装置とセルコントローラあるいはレシピサーバーといった工場内のオブジェクト間の通信の必要性について,タイムリーなデータ収集およびレポートという観点から扱っている。 このスタンダードの目的は,装置サプライヤが提供する汎用的なイベントレポートサービスのセットを用意することである。これより高いレベルのアプリケーション領域を扱っている別のスタンダードが本文書全体あるいは一部を参照する場合がある。 ここで定義されている通信サービスにより,スタンダードを基本とした,独立システムの相互運用が可能になる。通信サービスによって,このサービスが存在するという前提に立ったアプリケーションソフトウエアの開発が可能になり,このサービスを提供するソフトウエア製品の開発が可能となる。 このスタンダードは,あらゆる独立型装置,クラスタモジュール,クラスタツール,工場でのオートメーションセルに適用可能である。スタンダード自体は工場でのあらゆるレベルでのイベントレポートと装置コントロール階層について扱っている。 このスタンダードでは有意義な通信とコンピュータ用リソースが必要とされる。そのため,装置内のI/O分布(例えばセンサバス)のレベル以下には適用されない。 このスタンダードは定期的なデータレポートおよびイベントへの応答レポートをカバーしている。また問合せに対するレポートについても規定している。 このスタンダードはコンセプトおよび挙動からメッセージサービスまでの解決策を提示している。メッセージ送受信プロトコルは定義し